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BLINDMAN LIVE at 名古屋ハートランド 2002.08.24(土)

2002年の夏をしめ締めくくるBLINDMANのLIVEだった。

今回は2マンということで、BLINDMANの持ち時間は

多いだろうと期待していた。

土曜日ということもあり、会場は観客でほぼ埋まっていた。

対バンの名古屋のポップROCKバンドの演奏が終わると、

最初のバンド目当てだった観客約30名ほどが会場から出て行く。

こういう状況を考えると、最初からワンマンにした方が

いいのではないか?と感じました。

これでは、対バンにする意味ナシ。


「少しぐらいLIVEを見てから出ていけば」と思った瞬間でした。

話がそれましたが、セッティングが終わると、

いよいよBLINDMANの出番が。


SEが流れ、幕が上がる。<br>

そしてメンバーが登場。HPに書かれていた通り、

ドラムはコージー村上さんでした。

オープニングの1曲目は、もちろんこの曲「TURNING BACK」だ。

この曲をLIVEで聴くのは3度目だったが、

オープニングを飾るに相応しい最高のナンバーだ。

観客のノリも1曲目から拳を突き上げ、非常に良い。

おとなしく聴いていようと思っても、身体が勝手に動いてしまう。

前回のLIVE以来、LIVEで聴くのは2度目だったが、

最高にかっこいい。

間違いなく今後のBLINDMANを代表する曲だろう。

聴きどころ満載のギターソロも聴き入ってました。


間髪入れずに2曲目に演奏されたのは、「WITHOUT A WORD」。

アルバム通りの流れで、兄ぃの歌も最高でした。

曲が終わると最初のMCへ。

「名古屋の皆さん元気ですかー!」の一言から始まり、

「ウォーミングアップも終わったところで」

「一気にTOPまで行くかー!」で

3曲目「The Way to the Hill」へ。

会場のボルテージも、一気に上がる。

演奏が終わると、会場に一瞬の静寂が訪れる。

その一瞬の静寂の後に、中達さんの美しいギターが会場に響き渡る。


4曲目は、中達さんのギターで始まる「Heads Or Tails」。

曲の始まりの中達さんのギター、

天空に突き刺さるかのごとくすばらしかった。

この曲をLIVEで聴くのは初めてでしたが、LIVEで生で聴く

「Heads Or Tails」、最高でした。


曲が終わると、余韻に浸る間もなく

5曲目「Gaze Into Your Eyes」へ。

観客の暖かい手拍子の中での熱い演奏でした。

6曲目に演奏されたのは「Why Did You Come Back?」。

LIVEでは欠かせない不動のナンバーの連発に、観客も熱く応える。

曲が終わると2度目のMCへ。


兄ぃが笑顔で、「今日は、みんなの笑顔も良く見えるぞー」

そして、PURE ROCK JAPANのイベントの告知がありました。

BLINDMANを始め、SABER TIGER・陰陽座・CONCERTO MOON

に加え、もうひとバンド(まだ秘密らしいがかなり人気のある

バンドらしい)がでる豪華なイベントだ。

どのバンドもワンマンで見たいくらいで、本当に凄いです。


MCに続き演奏されたのが、7曲目「The Touch of gray」。

熱い演奏に、観客はヘドバンで応える。

要所にちりばめられている決めのフレーズもバッチリで、

さすがコージー村上さんのドラムだ。

激しく盛り上がる曲の後にきたのは、

美しいバラード曲の8曲目「Being Human」。

先程までの盛り上がりとは打って変わり

観客もみな曲に聴き入っている。

BLINDMAN最強のバラードだ。兄ぃの歌とともに、

中達さんのギターも兄ぃとのデュエットの如く、歌っているようだ。


続いて演奏されたのが、9曲目「...in the dark」。

この曲も「The Touch of gray」と同様に

音源のオリジナルのドラムはコージー村上さんで、

感慨深く聴き入ってました。

曲が終わると3度目のMCへ。

「遠距離恋愛のデートも、そろそろ時間がなくなって来たぜ」から、

「ちゃんと足開けて踏ん張れ」で、10曲目「STAY...」へ。

演奏が始まると、この曲を改めて好きになったというか、

何かグッとくるものがありました。

そして本編ラストに来ました。いつもの11曲目「Living A Lie」

最高にかっこいいナンバーが会場一杯に響き渡り、

自然と拳も振り上がる。演奏が終わるとメンバーがステージを後に。


当然、観客が黙っているわけがなく、

BLINDMANコールと拍手が会場内に鳴り響く。

観客の熱い思いに応えて、メンバーが再びステージへ。

MCで、ルイスさんの脱退の報告とコージー村上さんの紹介が。

アンコール曲の12曲目は、「PLAY THE GAME」でした。

本編で演奏されなかったと思ったら、

アンコールにとってあったとは。やられました。

戸田さんのBASS、最高です。

続いて演奏されたのは、13曲目「I'm falling down」。

最近LIVEでも、定番化しつつあり、とても嬉しいです。

本当にLIVE映えのする良い曲だ。


曲が終わるとメンバーが再びステージを後に。

当然の如く、会場からは再びBLINDMANコールが鳴り響く。

熱い思いに応え、再びメンバーがステージへ。

中達さんの、「じゃ、もうちょっとやっか」に続き、

14曲目の「Prison of My Mind」へ。

いまや、バンドを代表する最強のナンバーのひとつだ。

兄ぃの「最後だぞ!」に続き15曲目の「Raise Your Faith」。

アンコールにピッタリのナンバーだ。

すばらしい盛り上がりの中で演奏が終わりました。

そして、兄ぃ・中達さんの「また来るな!」で

メンバーがステージを後にしました。


今日のLIVEは、ここからが凄かったです。

通常であれば、この時点でLIVEは終了していたと思います。

しかし、観客のBLINDMANコールは鳴り止まず、

しかもより大きくなっているようにも感じられました。

会場には音楽が流れ始め、幕も下りようとしていましたが、

その幕が途中で止まる。観客の熱い思いが、LIVEハウスの

スタッフに伝わったのだと思いました。


会場から放たれる熱い思いに、メンバーが再びステージへ。

兄ぃの、「セットリストのこの下はないんですよ」から

「すいません、勝手にやらしてもらいます」で、

(予想外の3度目のアンコールだった為、

LIVEハウスの許可をもらってなかった)

16曲目の「Blame Yourself」へ。

すばらしい最高の盛り上がりの中での演奏でした。

3度のアンコールを含む、全16曲、最高のLIVEが幕を閉じました。


今回のLIVEを見て改めて実感することがたくさんありました。

第一に、メンバーが最初から最後まで、

非常に楽しそうに笑顔で演奏していました。

観客の反応が良いこともあるのでしょうが、

LIVEの流れも非常に良かったです。

ドラムがコージー村上さんだったこともあり、

ルイスさんが抜けた穴を感じさせない

すばらしいメンバーが一体となった演奏でした。

現時点で、メンバーが一体となったすばらしい演奏をするのに

きっとコージー村上さん以外のドラマーは考えられないでしょう。


第二に、BLINDMANには「良い曲」がたくさんあるということだ。

LIVEの内容・選曲に関しても申し分ないのだが、

あの曲も聴きたかった・この曲も聴きたかったという曲が

次から次へと出てくる。

特に、4月に発売されたアルバム「TURNING BACK」が

名曲揃いなだけに、ワンマンあるいはワンマン並みの

LIVE時間がないと足りないと感じました。

今回、名古屋では最長の時間で16曲もやって貰えて感無量でしたが

これからも2時間くらいのLIVEをやって欲しいと思いました。

今後は、名古屋でもワンマンLIVEとなる事を期待しています。


第三に、観客が熱い。

今回のLIVEは、本当に最初から観客のノリも最高にすばらしかった。

大阪ワンマンLIVEを見てから感じていたのですが、

バンドがひとまわり大きくなったというか、

観客とバンドが一体になっていると感じるのです。

「客の一部のみが盛り上がっている」というLIVEはよく見かけますが

客の8割から9割が盛り上がるLIVEを出来るバンドは、

そんなにいないでしょう。

今回のBLINDMANのLIVEは、まさにそんな感じでした。

しかも、バンドが煽る前から手拍子をしたり、拳を振り上げたり。

このような状態が作り出されるということは、

LIVEに参加されている観客のバンドに対する

熱い思いがあるからに他ならないでしょう。

「すばらしいLIVE」「最高のLIVE」というものが、バンドだけでなく

バンドを支えるスタッフ、LIVEハウス、観客が揃って初めて

生み出されるということを再認識しました。


この感覚は、これまでSABER TIGERのLIVEでのみ自分が

感じているものでした。

今回のBLINDMANのLIVEは、SABER TIGERのLIVEを体感している時

と同様な感覚になれたということで、自分にとってこれまでの

BLINDMANのLIVEの中でも最高のLIVEでした。

このようにすばらしいLIVEをバンドが続けていく事ができれば、

間違いなく観客動員も増えていくと思うし、そうなって欲しいです。

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