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DOUBLE DEALER LIVE at 名古屋ボトムライン 2001.08.06

1年ぶりのDDのLIVEだった。

前回のLIVEは、まだBANDとして結成して間もなかったため

PRPJECTといった色合も強かったが、今回は違う。

メンバーのお互いのBANDとは、また別の一つのBANDとしてのLIVEだ。

自分の中でも、最近いったBLMのLIVEが曲数も少なく消化不良気味だったため、

ワンマンで見れるDDには期待するものも大きかった。

当日は、いつものようにボトムラインのすぐ近くにあるスガキ屋でラーメンを食べ、

会場へ。最初は少なかった観客も、開演前には会場を埋め尽くした。

開演時間の19時が近づくと、ベースの音とギターの音が鳴り響く。

そしてSEが流れ始めた。荘厳なキーボードが会場内に鳴り響く、いよいよだ。

SEが終わりに近づくとメンバーのみなさんがステージへ。

SEが終わるとともに、ギターの音が鳴り響く。幕が上がった。

「DRAW A CURTAIN」。ツアータイトル通りの幕開けだ。

島さんのギターが、イソさんのドラムが、耕作さんのベースが、小池さんのキーボードが、

そしてアニキの魂の叫びが心地よく突き刺さってくる。

観客も掛け声でそれに応える。BBSの書き込みなどを見て、

アニキのことがとても心配だったが、そんな心配は全く無用だった。

本当に凄い人だ。島さんが惚れこむのも仕方ないってものだ。

イソのドラムもいつもながらすさまじい。

こんなに凄い躍動感あふれるドラムを叩けるドラマーは他にいないだろう。

かっこよすぎだ。

アニキの魂の歌唱に引き込まれていく。この歌声をこうして生で聴ける幸せを感じる。

島さんのギターが胸に響く。コーラスもバッチリだ。

前回のLIVEは、バッキングボーカルの人が同行していたが、

今回は島さんがコーラスもこなしている。

曲が終わるとすぐに 「THE LONG WAY ROAD」へ。

DDの曲の中で1番好きな曲だ。

もう来てしまったという気持ちと、ノッケからやってくれて嬉しい気持ちが交錯したが、

LIVEで聴くこの曲は、また格別にいい。

前回のLIVEでは、この曲のイソのプレイを見て釘づけになってしまったが、

今回は他のメンバーも見ることができた。

島さんのギターソロもとても美しいフレーズのオンパレードだ。

曲が終わると、MCへ アニキの第一声「会いたかったな名古屋ーーー」の一言に心の中で

「こちらこそ会いたかったですよー」 と叫んでました。

「ダブルディーラーとしては1年ぶりのここボトムライン

 楽しみに待っててくれたかーーー」

に観客も大きな歓声で応える。そして「今日は全部搾り出すぞ--、今日も」

「最後まで一緒に歌おうなー--」に続き、

DDでいい経験と勉強ができているというお話から、

なぜか何もしていないのに敵が増えていくということ、

目の前で文句があるならくればいいのになーと、

そして「お前らの周りにもそういうムカツクやつがいると思うが

 そういう奴には一緒にこう言ってやりましょーう

 「LOOK AT YOUR FACE」」で曲へ。

島さんのコーラスがすばらしかった。

そして、曲が終わると次の曲 「MOON BEYOND THE GLASS」へ。

この曲は1度OKがでていたのをアニキがもう1度歌メロを変えて録音しなおした曲だと

何かで聞いていた。アニキならではのボーカルを活かしたとてもいい曲だ。

そしてすかさず 「PETAL IN THE PALACE」へ。

今日のLIVEに一緒に来ていた友人が今回のアルバムの中で1番好きな曲だ。

この曲のギターソロは、DDの曲の中でも意外な展開で、それが何とも言えず心地よい。

島さんがロックンロールを弾くとこうなるのかといったギターソロだ。

そしてMCへ。「ありがとう名古屋楽しんでるかーー」のあとに、

DDもCM・サーベル同様に来年・再来年と同じレベルで責任感を持って

ガッチリやっていきたいということや、DDで集まるときは時間もあまりないが

少ないリハでもメンバー全員意気投合できていることや、

今回のツアーは全国ジグザグでこの年には応えるという話をすると、

すかさず観客から 「まだまだ」 の声が、

そして注目のイングヴェー話に。話したいことはビール2・3本空くくらいあるそうだが、

今後のお楽しみということだった。

アニキも興味深かったらしいイングヴェーVS島 紀史。

どうなんだろうと。

イングヴェーは非常にでかかったそうで、噂と違ってとてもいい人だったらしい。

そして会場を少し笑いの渦に巻き込んだあと、

「これしかできない、ここでおもいっきりおもいっきり命削ることしかできない、

お前たちも日ごろうっぷんたまることがあるかもしれないが、

ここでぶっぱなしってて下さい」で 

「SOUL SQUEEZED MY STRAIGHT SHOUT」へ。

アルバムの1曲目の曲だ。

初めて聴いたのは、友人が貸してくれたラジオのテープだったが、

最初にイントロを聴いた時はDDの曲ではないような気がしたのを覚えている。

(歌が始まったら、すぐDDとわかったけど)

この曲だけギターのチューニングが変えられていたので、

LIVEでもどこで来るかと期待していた。

アニキの歌声も曲名どおりで、島さんのギターソロもかっこよすぎる。勢いのある曲だ。

曲が終わるとイソがシャッフルのリズムを叩き始める。

それに合わせて、アニキと自分たち観客とのかけ合いが始まる。

観客ものってきたところで、「DERIDE ON THE TOP」へ。

この曲は今回のアルバムの中でも1番好きな曲だ。

何と言っても、メンバー全員の見せ場があるのがいい。

耕作さんのベースソロも最高にかっこいい。

島さんと小池さんの掛け合いもバッチリだ。

それに島さんと耕作さんのユニゾンもすばらしい。

曲が終わると、耕作さんのベースソロへ。

耕作さんのベースソロを見るのは初めてだったが、

前回サーベルのLIVEで見たポンチのベースソロと同じくらいかっこよかった。

タッピングも披露され、すばらしいテクニックだった。

ベースソロが終わると、ドラムソロへ。

イソの心地良いドラムを堪能できる時間だ。本当にいつ見ても凄い。

魂のこもったドラムというか、全身全霊でドラムを叩く姿はとても美しい。

音はもちろん、ドラムを叩く姿そのものがまたすばらしいのだ。

これだけ引き込まれるドラマーは他にいない。本当に幸せだ。

ドラムソロが終わると 「INNER VOICE」へ。

アニキの内なる声が心に響いてくる。島さんのギターソロも情感のこもったいいソロだ。

曲が終わると、キーボードソロへ。小池さんの一人舞台だ。

本当にすごい指使いだ。美しいキーボードの音色が会場一杯に広がる。

キーボードからオルガンへ、クラシカルな美しいフレーズが奏でられる。

そしてピアノの音とともに「OVER THE RAINBOW」が。

これにはくらっと来ました。美しい音色に涙がでそうでした。

そのすぐ後に、ドラムの音とギターの音が 情感たっぷりの泣きのギター。

「IF THE FATE INCLUDES ALL THE LOVE」だ。

この演出が本当に素晴らしかった。

ただでさえいい曲なのに こんなことされたらもうメロメロですよ。

アニキの優しく全てを包み込むような歌声、島さんのギターもおもいっきり泣いてるし、

アルバムももちろんいいけどLIVEで聴くこの曲は、本当に格別にいい。

島さんのギターソロも本当に美しく心に響いてくるし、コーラスも美しく心に響いてくる。

最高のバラードだ。

そして再びMCへ。フランスのお話で、フランスでは聴こうと思はなくても

スーパーなどでHMが流れているという。

それに比べて、日本の現状は、聴こうと思はなければHR・HMを聴けない状況であり、

それを何とか変えていきたいということでそれぞれのBANDでがんばっている中で

DDがいい起爆剤になればと。

そして、DDをまだまだ来年・再来年も続けていくこと、

いくら叩かれようと平気だという話から

次の曲 「ENEMY」へ。

この曲は前回のLIVEを見たときも思っていたが、本当にLIVE映えする曲だ。

中間部のアニキの独唱部分は、目の前にその光景が広がってくるかのようだし、

そのあとくるギターソロもおもいっきり感情がこもっており、ギターが歌っているようだ。

そして、本編のラストナンバー

「LOVE IS NOT AN INDULGENCE」。

今回のアルバムの中でも最速のナンバーだ。

ギターソロでは島さんが高速フレーズを弾きまくっていた。

壮絶な勢いの中で本編が終了し、メンバーがステージをあとにした。

当然 このまま終わるわけがなく、会場内を観客の拍手とメンバーを待ち望む声が

埋め尽くす。その声がメンバーに届き、メンバーが再びステージへ。

キーボードの音色とともに島さんのギターの音が鳴り響く。ギターソロだ。

情感たっぷりのギターが会場内を埋め尽くす。本当に凄いギターだ。

テクニックはもちろん、感情のこめられたギターの音色は聴いていてとても心地良い。

ギターソロの中でアンセムのアルバムで弾かれていた「SHADOW WALK」

も披露された。生で聴くのはもちろん初めてだ。

そして 「GATE OF TRIUMPH」のギターソロも一部披露された。

ギターソロが終わるとピアノの音色とともに「DEEP BLUE SKY」へ。

アニキの悲しく、切ない歌声が胸に響く。島さんのギターも悲しく、

そして切なく響きわたる。切ないDEEP BLUE SKYが終わると、

次は「RAISE YOUR FIST」だ。

このころになると腕もふりすぎで、かなりきつい状態だったが

そんなことは言ってられない。

曲名どおり腕をふりまくり、声を枯らしながらも一緒に合唱してました。

小池さんのキーボードソロから島さんのギターソロへ、見事な掛け合いでした。

曲が終わると、再びメンバーがステージをあとに。

当然すぐにメンバーを呼ぶ拍手と歓声が、会場内に鳴り響く。

みんなわかっている。あの曲をやるまでは絶対に終わらないと。

観客の声に答えて、メンバーが再びステージへ。

MCが始まり、「もっともっとやっていたい来るたびに熱いなー名古屋、

1年に一回しかDDのツアーがないのが残念だ。ほんとになー」に観客から当然のように

「もっとやって」コールが、それに答えてアニキが「もっと聴きたいんだけろうども

 けども、来年また必ず来るから そのときはもう一回今日みたいに

 いや 今日以上に盛り上がりましょーう。俺たちもこのまま原点を忘れずに

頑張っていくんで、応援して下さい。」で 「PRIMITIVE LIFE」へ。

観客のノリ、掛け声もすごい。

この曲、「PRIMITIVE LIFE」も大好きな曲だが、

演奏が始まる前、この曲があるのを忘れてしまっていた。

そのくらいLIVEにのめりこんでいた。

ノリノリのうちに曲が終わり、ついにこの曲が来た。

島さんのアニキに歌って欲しい曲第一弾。「TIME TO DIE」だ。

アルバムに書かれている「REAL VERSION」ということからも、

DDのアルバムに収められている「TIME TO DIE」が本来の姿だったのだろう。

LIVEの最後を締めくくるに相応しい曲だ。

曲が終わるとSEが流れメンバーのみんなががっちりと肩を組む。

本当に最高のステージだった。

最後に耕作さん、アニキ、島さんとも握手をすることができた。

そして何とラッキーなことに、耕作さんが飲んでいたビールを差し出してくれて、

それをもらうことができた。本当にラッキーだ。

自分は本来、アルコールは駄目なのだが、耕作さんからもらったビールは

1FANとして当然おいしくいただきました。最高においしかったです。

そしてホールをでると、パンフレットが販売されており 島さんのサイン会があるという。

当然 そっこーでパンフレットを購入しました。

そして外に出ると、K.HOSONOさんにお会いすることが出来た。

新潟では、声をかけそびれてしまったので本当に良かった。

その後、仲田さんにも前回のギタークリニックのときのお礼も言えて良かったです。

島さんサイン会のために再び会場へ。ワクワクしながら順番を待ってました。

順番を待っていると、島さんが「おっ聖戦士殿」と言ったのが聴こえて

聖戦士殿がどなたか知ることができた。

そして、いよいよ順番が回ってきた。

「いつもtoshiで書き込んでる者です」と言ったら、

「おーー」と言ってもらえました。無事サインももらうことができて、

会場の外に再び出て、友人とメンバーのみなさんが出ていらっしゃるのを待つ事に。

待っている間に聖戦士殿(この時はまだアツシ君か)に声をかけることができて、

その時となりに何とMASA兄さんも。ちょっとお話していると、何とそこに島さんが。

聖戦士殿のおかげもあり、島さんとお話ができる貴重な時間まで持つ事ができました。

お話の内容は置いておいて、島さんは気さくでとてもすばらしい人でした。

LIVE後で疲れているであろうに、FANのお相手をしてくれる島さんに敬服しました。


お話の内容でひとつだけ書くと、

僕が「10月のCMのLIVEはワンマンですか?」と聞いた時に「違うよ。」と言って、

いまはできるだけ若くて頑張っているBANDにチャンスを上げたいから、

対バンをするようにしている。名古屋にも俺みたいなギタリストがいるって聞いたから。

と切りだされ、対バンのBANDを教えてくれました。ここでその名前を明かしていいかわからないので、名前は伏せますが、名古屋のBANDでELLでLIVEをやったり、

CDも出してる期待のBANDとだけ書いときます。

LIVEはもちろん、LIVE後も非常に充実した1日でした。

会場では、小池さんのキーボードがよく聴こえませんでしたが(キーボードソロ以外)、

耕作さんのベースは、目の前だったこともあり(前から3列目あたり)

とてもよく聴こえました。いかに高度なベースを弾いているかがよーくわかりました。

島さんが普段言ってることも「三谷 耕作をなめんなよ」。

イソさんや耕作さんの強力なリズム隊の上に島さんのギター、小池さんのキーボード、

そしてアニキの魂の叫びが加わることにより、DDのすばらしい音楽が

成り立っているということを改めて実感しました。

一人一人だけでも凄いプレイヤーなのに、

チームワークもいいからDDは凄いはずですよね。

ST・CM・DD・BLM、この4BANDは間違いなく時代を

作ることができるBANDでしょう。

HR・HMの道は、これからどんどん開かれる ということを改めて実感できた日でした。

最後に、アニキ本当にありがとうございました。

かなりのお疲れのところをHNを告げた時に

「いつもありがとう」なんて言っていただいて、感激しました。

この日のLIVEは、サーベルのLIVEとともに、

ずっと忘れられないものになるだろう。

DDのLIVE、最高の思い出の瞬間になりました。

01. Soul Suqueezed My Straight Shout

02. Draw A Curtain

03. Deride On The Top

04. If The Fate Includes All The Love

05. Petal In The Palace

06. Cosmos Filled

07. Love Is Not An Indulgence

08. Already Feel Sick

09. The Pain

10. Moon Beyond The Glass

11. Lay My Hand On My Heart

12. Time To Die

                    01年5月 発売 / VPCC-81370 / 税込¥3,059

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