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SABER TIGER LIVE at 名古屋ボトムライン 2001.03.10

新譜発売後の待ちに待ったLIVEだった。

前回のLIVEはHALFORDのLIVEと重なるといったこともあり、

動員はいまひとつであったが、

今回は会場もオーディエンスで溢れている。


オープニングは12月のLIVEと同じくRISE2001、

LIVEへの期待が高まるすばらしい曲だ。

SEが流れている間に、メンバーが次々とステージへ現れる。

SEが終わる少し前にアニキが現れる。とても気合が入った様子だ。

SEが終わり、LIVEがスタート。

アニキの「ウォーーーーーーーーー」で幕を開ける。 演奏される曲は、もちろん「VAGUE BLESS YOU」だ。 身体に突き刺さってくる重低音。やはりLIVEは違う。 最強の4人が繰り出すサウンドに最初からノックアウトだ。 そして、すかさず「A BOY GOES TOWARDS THE WILD」だ。 ギターとベースのユニゾンもバッチリで、ドラムもいつもながらすばらしい。 ギターソロも今回のアルバムの中でも最も高度なものだと思うが、見事だ。

そして、MCへ「会いたかったぜ名古屋ーーー」

「去年の暮れ以来 楽しみにしてたぞー」で始まり、アルバムの話、

今日は喉がぶっ壊れるまで歌うぞー

(本当に壊れたら困るが)で「SMALL BOX」へ。

この曲は、もの凄く重い曲でSABER以外のBANDがやったら恐らく

ただの重いだけの曲になりかねないが、

SABERにかかるともの凄くカッコいい。

特にギターソロの後のベースラインが最高だ。


続いて「LIVE ON FAST」へ。

アルバムを最初に聴いたとき、1番好きだった曲だ。

ギターのリフが「かかってこい」といわんばかりで、

とても破壊力があり攻撃的なところがいい。

ギターソロの最後の流れる様なフレーズもとても美しい。


次の「SEX AT FIRST SIGHT」は、

このLIVEで聴くまでは特別お気に入りではなかったが、

LIVEで聴いてかっこよさを再認識した。

コーラスもばっちりで、曲の途中からポンチのベースソロへと突入。

途中、投げたピックが取り損なった観客によりステージに戻されるという

ハプニングもあったが、すばらしいベースソロだった。

やはり、並みのベーシストではない。

途中からイソのドラムと御大のギター、アニキも加わり、

JAMセッションで締めくくられた。

そして中盤のハイライトへ。 御大の美しいアコースティックのメロディが場内を包む。 会場の観客もみな、その美しいメロディに聴き入っていた。 そして、「ETERNAL LOOP(BLUE)」へ。 こんなに高度な弾き方をしているとは知らなかった。 アニキのやさしく切ない歌声が、

御大のアコースティックギターと共に場内にこだまする。

イソのドラムも切なさを感じさせる。

御大のギターがWネックギターにかわり重厚なメロディが場内を包み込む。

本当に切なく・はかなく・美しい曲だ。

アニキの歌声も哀愁に満ちている。

御大も情感たっぷりにギターを弾きまくる。

会場の観客もただ聴き入ってしまうばかりだ。

そしてドラムの音が激しくなり、

「ETERNAL LOOP(RED)」へ。

アニキの歌声も悲しさと怒りが混ざったような力強いなかに切なさがある。

人間の中にあるあらゆる感情をたたきつけるような、

そしてそれを包み込むような・・・。

コーラスは、メンバーはもちろん観客も一体となってすばらしいものだった。 会場全体が一体になっていると感じられた。

感動もさめやらぬまま、アニキのMCへ。

2枚のアルバムの話、BEST盤はメンバーも思いもかけず発売された事

(VAPのT・Kさんの努力によるもの→本当にありがとうございました)

そして、次からは毎年新譜を出すという話や海外でのCD発売やLIVE、

今の4人がSABER TIGERと呼ぶにふさわしいBANDになったということや

俺たちがシーンを作るという力強い話のあとに「

FADING CRYING STAR」へ。

会場も一気にヒートアップ。

今後のSABER TIGERの代表曲となるであろう曲だ。

興奮冷めやらぬまま

「お前たちの周りにいるムカツク野郎に一発いれてやれー」で

「TRICKY AND DIRTY MAN」へ。

イソが今回のアルバムで唯一ツインペダルを踏んでる曲だ。

観客もノリにのっている。

そして「真剣勝負」の「UNTIL THE END」へ。

サーベルの曲の中で最速のナンバーだ。

観客も必死でメンバーについていく。

これからLIVEが始まるかの様な勢いだ。

この曲が終わるとメンバーがステージを去った。本編の終了だ。

メンバーがひっこむやいなや、会場はもの凄いSABERコール。

観客の声に答えて、メンバーがステージへ。

メンバーを呼ぶ声も鳴り止まない。 そしてアニキが一言

「俺たち明日のこと考えてないもんねー」「行くとこまで行くかー」

そして20周年を記念して21世紀最初の御大のお言葉が

「ありがとーう」「勘弁してくださいよ」。

アニキがフォローして、「今日はここまで」。

御大の声は、この時に初めて聴いたが、低く渋い声だった。

アニキが、最近ラジオの取材などが多くなり、

そのときは御大の方がよくしゃべるということだった。

(なぜか名古屋だけがないらしい)

そして、また今年来ますからねと、

必ず来るという約束をアニキがしてくれた。

アンコール曲「TWO DEMENTIONAL SKY」へ。

会場も一気にヒートアップ。

本当にカッコイイ曲だ。コーラス部分はもちろん大合唱。

曲が終わると再びメンバーがステージを後にする。

観客の興奮もおさまるはずはなく、今度はアニキコール。

場内にアニキコールが鳴り響く。

その声に答えてメンバーが再びステージへ。

アニキから、長いことやってきてやっと納得のいくアルバムを作ることができたことや、

去年の今ごろはBANDが危なかったころもあったことや

その時の気持ちを大事にして音楽活動をやって行こうという話や

アニキの最大の目標である「シーンを作ること」について、

作り手と聴き手の間に感性の差があってはいけないというMCがあり、

本日最後の曲 「FIRST CLASS FOOL」

いうまでもなくこの日最高の盛り上がりとなる。

曲が終わった後、御大がしゃがみこむ場面があったが、これはわざとではなく、

気を失ってしまったということを後ほど知った。

曲が終わるとメンバーが前にいる観客と握手をしてくれた。

僕もメンバーのみなさん全員と握手をすることができた。

LIVE自体はこれで終了となったが、

会場にいた半分くらいの客はまったく帰ろうとしない。


鳴り止まぬSABERコール、会場が明るくなろうと、音楽が流れはじめても

その声がメンバーにとどいたのか、メンバーが再び登場。

メンバーみんな握手ぜめに、自分も何を言っているかわからないくらい興奮して、

泣きそうなくらいだったが、またメンバーの方々と固い握手をすることができた。

そのあとも鳴り止まぬSABERコール。

ステージにメンバーがあらわれることはなかったが、

2Fに御大が姿をあらわしてくれた。

メンバーがみな同じ気持ちで同じ方向を目指し、全力で行ったLIVEだったから、

これだけ多くの人間を感動させることができたのだろう。

BANDと観客が一体となった非常にすばらしい、感動的なLIVEだった。

これだけのLIVEを、いままでに体験したことがあっただろうか?

DANCERの解散LIVE以来の全身全霊をかたむけたLIVEだった。

SABERのメンバー及び関係者、このLIVEに参加していた観客全員に

感謝の気持ちで一杯だった。「ありがとう。」。


SABER TIGER

01. Rise 2001

02. Vague Bless You 03. Small Box

04. Live On Fast 05. Eternal Loop <Red> 06. Because Of My Tears 07. Until The End 08. A Boy Goes Towards The Wilds 09. Tricky And Dirty Man 10. Dictator

11. Believe In Yourself 12. A Fading Crying Star 13. Eternal Loop <Blue>

発売元: 株式会社バップ 発売日: 2001年1月24日


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