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陰陽座 LIVE at 名古屋ELL.FITS.ALL 2002.01.14

当初、行く予定はなかったのですが、

新譜を聴いて内容がすばらしかったのと、

知人の方から聞いた名古屋の演奏時間が

けっこうあることや東京のLIVEが

凄かったということもあり、急遽行く事にしました。

ちょっと無理をして参戦した為、

会場に着いたのは陰陽座の出演前のギリギリであった。 会場に入ると、凄い人の数。バンドの勢いを感じました。

名古屋に来るのが2回目で、これだけ人が入っているのは、

もの凄いと思いました。

次の公演は、入りきれるのだろうか?

和風なSEが流れ、メンバーが次々とステージに現れる。 写真どおりの見た目でした。ただ、ステージに現れたのが4人だけ。

しかも瞬火さんがまん中に。 「あれ、黒猫さんは?」と思いましたが、

あとから出てくるんだろうとその時は思いました。 SEが終わると1曲目「眩暈坂」の演奏が始まる。

自分の中では、新譜の1曲目を予測していましたが違いました。 最初の曲らしくアグレッシブなスピードチューンのナンバーでした。 曲が終わると瞬火さんのMCが始まりました。

そして、黒猫さんがいない理由が明らかに。 黒猫さん、気管支炎などの喉の病気を併発していたらしく、

12日の東京公演は無理をおして何とかやっていたそうですが、

昨日容態が悪化し、救急病院に行ったところ、

とてもではないが歌を歌えるような状態ではないということで、

絶対安静ということを言われたそうです。 黒猫さん、直前まで歌うつもりでいたそうなんですが、

医者と瞬火さんのリーダーとしての権限で、

ボーカリスト生命を絶たれるかもしれない

という釘をさされたこともあり、

急遽 黒猫さん抜きでLIVEをやることに決定したそうです。

先のことなどを考えれば、こうせざるを得なかったと思います。 黒猫さんをはじめ、メンバーの方も、

さぞかし苦渋の選択だったことでしょう。 大阪のLIVEでは、回復していると良いですね。 そういった経緯であったため、

当初のセットリストを大幅に変更して、

アルバムの曲が黒猫さん中心である為、

昔の曲を中心にやることになったそうです。 そして、4人で今日は頑張りますという宣言があり、

黒猫さんがいないLIVEは納得がいかないという方はアンケートに

「金返せ」と書いて戴ければ返金しますということでした。

これには、会場から笑いが。

そして、1STアルバムから2曲目「鬼」へ。

招鬼さんの作った曲とのことでした。 エッジの効いたリフが印象的な曲でした。 3曲目が、ベースから始まる曲「帝図魔魁譚」でした。 ベースとギターのユニゾンのイントロで始まる曲で、

曲の最初のボーカルは招鬼さんがとってました。

曲が終わると2回目のMCへ。次のLIVEの告知がありました。 3月16日で、名古屋初の全国ツアーの初日とのことでした。 ペース配分をしらないバンドなので、

ツアー初日のLIVEは力があり余っており、 次は5人揃った陰陽座で絶対にまたここに現れますとのことでした。 各メンバーから物販のご案内もありました。

Tシャツの「中」は東京で売り切れたそうです。 瞬火さんが、「”中”がちょうどよい”大”が大き過ぎるという方は、

今日大暴れして大量に汗をかいて、Sが合うくらいに痩せて下さい」

と言えば、斗羅さんの

「ということは、SのTシャツが今日は馬鹿売れなん?」と つっ込みが入り、笑いが巻き起こりました。

物販の話が終わると、去年の9月の初めての名古屋公演の

時のお話に。そのとき、狩姦さんが手に怪我をしていて、

来れなかったそうです。 今日は、その雪辱を晴らすべく名古屋に来たとのことでしたが、

黒猫さんがいないと。これは「たたられている」としか思えない。

名古屋のたたりなのか、我々が皆さんに嫌がらせをしているのか

わかりませんがとのコメントがありました。

3月には、絶対に全員で来ますとのことでした。

そして、新譜に入っている曲で何とか4人で演奏できる曲が

1曲だけあるとのことで、4曲目「烏天狗」へ。

この曲は知っていた曲ということもあってか

1番かっこよく聴こえました。 やっぱり新譜の曲は凄いというか、

アレンジなどが既存の曲よりももの凄く良く感じました。 黒猫さんとのツインボーカルで聴いたら、

きっともの凄いんだろうな。

曲が終わると、5曲目酔っ払いソング?「蟒蛇万歳」へ。 いつもは酒を一滴も飲めない黒猫さんが歌っているそうなんですが、 今日は本物の酒飲みの瞬火さんが歌うという曲でした。 曲が終わると再びMCへ。

狩姦さんが陰陽座に入って初めて作ったという、

シングルに収録されている曲の話へ。 瞬火さんから狩姦さんに「どういう気持ちで作った曲か?」

という問いに対して、

狩姦さんが「いい質問だ」と答え、最初の原型は全く違うもので、

イントロがなかったということでした。 イントロを作っていると、こんな感じになって、

イントロとAメロがくっつかなくて

イントロを使って曲を作ろうとして出来た曲ということでした。

何かに追いかけられているような感じのする曲を

作りたかったそうです。


ということで、もう1曲「曲」があるそうです。

将来的に出されるかもしれません。 狩姦さんの作った曲、「跫音」と他の2曲の3曲で

今日はおしまいということでした。 この借りは3月のLIVEで必ず返しますとのことでした。 斗羅さんから「「金返せ」とアンケートに書いて、

そのお金で3月のLIVEのチケットを買うのはどうか?」

という素適なご提案がありました。 瞬火さんの返さなくて済むように残り3曲の演奏を頑張ります

というコメントのあと、6曲目「跫音」へ。 この曲もかっこいい曲でした。イントロのリフがとても良いです。 7曲目は「侵食輪廻」という、

狩姦さんのライトハンドのイントロで始まる 「The RED HOT BURNING HELL VOL.2」

に収録されている曲でした。 途中静かなところもありますが、かなり激しい曲でした。

そして8曲目「がいながてや」へ。

観客との掛け合いによるコーラスナンバーの曲でした。 この曲の時に噂の「扇子」を上に掲げる

ファンの方の光景を見ました。 メンバーと観客が一体となった掛け合いが印象的な曲でした。 本編はこれにて終了。

メンバーがステージを去ると、当然の如くアンコールが。

これに応えてメンバーが再びステージへ。 瞬火さんの

「こんなにどうしようかなと思ったアンコールは初めてですね」

の一言から、ファンの方から、「斗羅さん、歌ってー」に、

斗羅さんが「どうですか瞬火くん」と言えば、 瞬火さんが、「いつも歌っている井上 陽水とかはどう、

演奏はしませんがアカペラで」に会場は笑いの渦に。

こういう事態であったためアンコールを貰えるほど盛り上がらない

と思っていたそうですが、アルバム発売記念ということもあり、

お祝いの歌として外せない歌という、9曲目「亥の子唄」へ。 ノリの良いスピードチューンの曲でした。

大盛況のうちにLIVEの幕が閉じられました。 今回のLIVE、バンドにとって非常に大きな部分を占める

ボーカル不在という不測の事態でありましたが、

黒猫さんを除く4人のメンバーの方々による

すばらしいLIVEを体験することができました。 瞬火さんが黒猫さんとツインボーカルをやっているので、

黒猫さん不在でもここまでのLIVEができたのだと思います。

歌いながらあれだけの凄いベースが弾けるのは本当に凄いですね。 斗羅さんのドラムも軽いタッチで叩いているように

見えるんですが、ドラムから出てくる音は本当にすばらしいです。

招鬼さんと狩姦さんのツインギターも、

それぞれ壺を抑えられていて、かっこ良かったです。 4人でこれだけ凄いLIVEだったので、

5人揃った時は陰陽座がどのくらい凄いのか

想像がつかないくらいです。 新譜を聴き、LIVEを見るまでは、

妖怪HMという見た目から敬遠がちではありましたが、 今回のLIVEを見て、若い世代の観客の方も多く、

こういった切り口(ヴィジュアル面)もありかと思いました。

LIVEを体験して、HR・HMシーンを引っ張っていけるだけの

力を持ったすばらしいバンドだと実感しました。 今後の陰陽座の活躍が、本当に楽しみです。そして、3月のLIVEが。


鬼哭転生

1.降臨

2.眩暈坂

3.鬼

4.逢魔刻

5.文車に燃ゆ恋文

6.氷の楔

7.鬼斬忍法帖

8.百の鬼が夜を行く

9.陰陽師

10.亥の子唄

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